シングルの腕前をもった人たちの特徴は、自己肯定力が高いことです。
控えめな性格に見えても実は堂々としていらっしゃいます。
仕事ができる人ばかりです。
自信のなさそうなシングルプレーヤーなどあったことありません。
みんな、自分自身をゴルフが上手いと自負しています。
アベレージゴルファーのみなさんは、発想の転換が必要です。
あなたはゴルフが上手いんです。
あなたは、ゴルフが上手です。
あなたは、シングルプレイヤーです。
あなたは、プロにもなれるほどのゴルファーです。
突然何を言い出すのかと思う方もいらっしゃるかと思いますが、
もし、なんの疑問も持たずに、
「そうだけど…。で?」
と思っている方もいるでしょう。
その数少ない人たちは、実際にゴルフが上手であり、いつも70台で回ってこられる方であり、本当はプロになりたかった方です。
かたや、私が冒頭書いたことに対して、「あ?」
「何言ってんのこの人」
「バカにしてんのか?」
と思った人は、自分のゴルフがなかなか上手くいかずに伸び悩んでいる方です。
スコアが伸びずに停滞したゴルフをしているあなたも、シングルプレイヤーたちのように思っていいんです。
俺はゴルフが上手いんだ。
いいスコアが出るのが当たり前だと思ってください。
そうしないと、いくら練習しても、プロのコーチにレッスンを受けても、よい教材を見ても、飛躍的に上達することはありません。
あなたは、ゴルフが上手いのです。
上手い人は、「私は上手い」のその上の精神状態です。
70台なんて当たり前すぎて意識の中にありません。
だから彼らは、思ったスコアが出なかった時も、高い自己評価レベルを保っているので、より高い意識レベルへと自分を上げて、次のラウンドではスコアを上げてきます。
アベレージゴルファーでは逆のことが起きて います。
下手なゴルファーは普段よりいいスコアが出ると自分の技術を疑い始めます。
自分の技術を疑うのは、普段のゴルフに向き合う姿勢を自己評価できないからです。
たまに、いいスコアが出ても、結局次のラウンドでは、普段の自分が最も落ち着くスコアに戻ってしまうのです。
いいスコアが出たことが意外なことだと自分で感じているからです。
そうならないように、あなたはレッスンを受ける前に、まるであなたがプロであるかのように自分を肯定する癖をつけなければならないのです。
自己肯定力を上げて無意識に上達する
自己肯定力を上げていると、無意識が働き始めます。
無意識がゴルフを上達させようとするのです。
自己肯定力の高い人間は、例えば教わる前の準備を無意識にやるようになります。
強くなるためにはあまりにも当たり前のこと。
高いところに目標を置けば、そこにどうやってたどり着こうとするかを脳が勝手に回転して考え始めるのです。
自己肯定力が低いゴルファーは、自分を「まあこれぐらいのアベレージゴルファーだな」と、居心地のいい場所から上がっていこうとします。
これでは無意識が働きません。
上手くなりたいと思っても、低い階段の上り方から一歩一歩教わらなくてはならないのです。
そんなレッスンは、言わば
操り人形のように「やらされている」感覚です。
やらされてやる作業の効率の悪さは、社会人のあなたなら分かっているでしょう。
強い欲望に裏打ちされた、自分で掴み取る、学んでやろうという意識が、技術の吸収を早めるのです。
コーチは使い倒す
レッスンでは、コーチによって教え方は人それぞれだとは思います。
操り人形のようにコーチに全てを任せて上達するのも悪くはありませんが、そんな教わり方でシングルプレイヤーになれるとは思えません。
世界的なプロゴルファーも、コーチをつけていますが、コーチの操り人形ではありません。
コーチの教えが正しいならコーチ本人がそれを体現してトーナメントで好成績をおさめられるはずですが、そうはならないわけです。
これは屁理屈ですが、トッププロからすれば、プロコーチは師匠ではないのです。
あなただって、そう思っていいのです。
高い自己肯定力を持っていれば、レッスンの内容も鵜呑みにするのではなく、無意識に自分に必要なポイントをセレクトするようになるでしょう。
または、「一を聞いて十を知る」ように、コーチの頭の中を察することができるようになります。
師匠が嫌がるほどあなたは強くなる
ゴルファーは教えたがりです。
自分が開眼したポイントは人に試してもらいたくなります。
あなたは、もしかしたら練習場で師匠格の先輩から、「ああでもない、こうでもない。」「そこはそうじゃなくて、こうだ!」などと、いいようにもてあそばれているかもしれません。
そんなことはしていると、あなたは自分の実力をこの先輩に教わる程度だとセルフイメージを作ってしまいます。
そんな自己評価は全く必要ありません。
あなたは、シングルプレイヤーなのです。
あなたはトップアマなのです。
そう思えばトップアマの振る舞いをあなたはし始めます。
あなたの師匠はトップアマの振る舞いができているでしょうか?
師匠は、ちょっとゴルフが上手なオッサンなだけかもしれません。
あなたはトップアマですから、やがて、ちょっとゴルフが上手いオッサンを軽々と追い抜いていくでしょう。
レッスンを受けるなら、自己肯定力を徹底して上げてから受けるべきです。
そうすれば、高いレベルを要求する上級者向けのレッスンも、自然なアドバイスとして選択しながら、コーチと対等か、むしろ使い倒す立場で聞くことができるでしょう。
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